瑠夏
嵐風
……その言葉、信じられると思うのか?
信じるも信じないも、アンタに任せる。だが、これだけは言える。 裏切り者は、俺が始末した。キングシーザーが追い込もうとした人間は、もうどこにもいない。
……………………
瑠夏は黙したまま、嵐風を見つめた。 その鋭い瞳は、嵐風の言葉の真偽よりも、嵐風本人を見定めようとしている気がした。