JJ っ、おい……何するんだよ、いきなり……!
藤堂 JJ……大丈夫。君も、梓君も死なせません……僕が、守りますから。
JJ マスター……
藤堂 正直、残念だなって思っていたんですよ……
ほら、君は強くなったから、君はもう僕の助けなんて必要ない……
藤堂 ……君が孤児だったあの頃のように、僕が手を差し伸べてあげられる機会は、二度と
ないんだろうなあ、って。
JJ 俺は弱くはなかっただろう。昔から。
藤堂 君は、僕にとっては、いつまでも可愛い教え子のようなものです。
なんて危なっかしい子だろうと、ヒヤヒヤしていました。でも、いいんです。
残念以上に、君の成長は僕にとって 本当に喜ばしいことですから。
マスターは、しっかりと俺を抱きしめる。
背は少ししか違わないはずなのに……今はとても、大きな存在に感じる。
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