来い、JJ。体を拭かせてやる。
JJ
……
……拭かせてくれと、頼んだ覚えはない。
と、胸中だけで呟いておき、俺は仕方なくタオルを持ってきた。
……とりあえず、差し出された左腕から拭いてやる。
普段白スーツに隠れた劉の四肢は、適度に筋肉質で、しなるような柔軟さを備えた、それは見事なものだった。