しかし、混乱していた連中は、俺に対応できるほどの冷静さを欠き――
敵が暢気に照準を合わせている間に、
俺のベレッタは、二人の構成員の胸に 風穴を開ける――
JJ (教授……不本意だがアンタの期待に応えてやるよ)
更に二人……
崩れながら、男の持っていたM29の44マグナム弾が地下室の天井を穿った。
太めの男 待て、撃つな……!
傷のある男 バカ、逃げる気か……!!
恐怖に駆られ背を向ける男の後頭部に一つ、
狂ったようにイングラムM10の弾 をばら撒く男に、また一つ。
それぞれ、ベレッタによる射撃を見舞っていく。
JJ (これじゃあまるでダック・ハントだ……)
ヘッドショットに切り替えてなお余りある、連中の隙の多さ。
次々に倒れる構 成員の血と脳漿が、床にばら撒かれていく。 |