霧生  おい、JJ……?

JJ  力、抜いておけ。

  不審そうな表情を霧生は浮かべるが、今はそんなことに構っている余裕はない。
  すっかり固くなっている自分自身を、霧生のそこにあてがう。

霧生  っ、まさかお前……!

JJ  リキむなって。ゆっくりやるから……

   慌てた様子の霧生が俺を押しのけようと、手を伸ばす。が、なんら問題にならない。
    むしろ、 ここに来てダメだとか、全く意味がわからない奴だ。自分の濡れた先端でそこを
    湿らせてから、俺はゆっくりと腰を進めた。

霧生  は……

JJ  キツかったら言えよ。

   言われてもどうにもできないのだが、霧生はとりあえず首を横に振った。とにかく、早く達した
    くてたまらないのだろう。

    十分に慣らされていない固い蕾に、ゆっくりと腰を進める。その 焦らすような動きに、
    霧生は固く目を閉じて、耐える。

JJ  ふっ……

  全部を挿れきって、軽く息を吐く。下にいる霧生は、細かく震えていた。
  とはいえ、俺の方も余裕がない。弄んでいたつもりが、存外追い込まれている。
  そのまま体重ごとのしかかるように、抽挿を速めた。最初は押しのけるようにしていた霧生の
   手も、いつしか縋りつくように俺を掴んだ。

霧生  あ、はあっ、ふ……ん、う……

 

 
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