イベントスチル

    イベントスチル04

       
    霧生 心配させやがって……この、馬鹿野郎が……!!
    一体……一体どこに行ってたんだ……貴様は!
       
    JJ ……………………
       
      縋りつくように、俺は霧生に強く抱きつかれていた。
       
    霧生 黙ってないで答えろ! この馬鹿がっ……!
       
      俺の肩に顔を埋めた霧生。
    噛み付くように、吠えるように叫ぶ彼の声は、微かに震えていた。
    いきなり詰められた距離に、俺は思わず身体が強張ったが……
       
    JJ …………霧生……
       
    霧生 …………ああ。
       
      今までどれだけ呼んでも届かなかった声が、届いている。
    こんなにも近くで、霧生の存在を確かめることができる。
    こうして、すぐ近くに霧生を感じることが……懐かしい。