イベントスチル

    イベントスチル14

       
    藤堂 ……身体を洗ってあげましょう、JJ。沁みたらすぐに言ってください。
       
    JJ …………あ、ああ。
       
       温めのシャワーが身体を包む。シャワーの温度は、傷口が沁みないようにというマスターの気遣いだろう。
       
    藤堂 お湯加減はどうですか?
       
    JJ 俺にはちょうど良いが、マスター …… アンタには少し温いんじゃないか……
       
    藤堂 ああ、それなら心配いりませんよ。だって――
       
    JJ ――
       
       マスターは再び俺との距離を詰め、そして、ゼロにした。
     触れ合う唇………やはり、マスターの肌は俺よりも少し冷たい。頭の片隅で、俺はそんな事を思った。
     だが、触れ合わせるようなキスはつかの間だった。
     マスターのキスは次第に激しさを増し、貪るように俺を求めてくる。
       
    JJ …… んん ………
       
    藤堂 ……君に触れれば、こうしてすぐに温かくなれます。
       
    JJ …… ………