藤堂 | ……身体を洗ってあげましょう、JJ。沁みたらすぐに言ってください。 |
JJ | …………あ、ああ。 |
温めのシャワーが身体を包む。シャワーの温度は、傷口が沁みないようにというマスターの気遣いだろう。 | |
藤堂 | お湯加減はどうですか? |
JJ | 俺にはちょうど良いが、マスター …… アンタには少し温いんじゃないか……? |
藤堂 | ああ、それなら心配いりませんよ。だって―― |
JJ | ん―― |
マスターは再び俺との距離を詰め、そして、ゼロにした。 触れ合う唇…………やはり、マスターの肌は俺よりも少し冷たい。頭の片隅で、俺はそんな事を思った。 だが、触れ合わせるようなキスはつかの間だった。 マスターのキスは次第に激しさを増し、貪るように俺を求めてくる。 |
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JJ | っ …… んん ………… |
藤堂 | ……君に触れれば、こうしてすぐに温かくなれます。 |
JJ | え…… あ………… |